おはようございます!
結婚相談所『マリアージュマリ』のマーリーでございいます。
メーテルの結婚観を読み解くポイント
1. 母性と女性性の両立
メーテルは鉄郎にとって「母親のような存在」でありながら、同時に「理想の女性像」でもあります。
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彼女のやさしさ・包容力は母性を象徴。
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しかし、容姿や立ち居振る舞いは「永遠に手の届かない理想の女性」そのもの。
👉 結婚を「現実的な生活の共有」よりも、「精神的な理想を追い求めるもの」と捉えている可能性が高いです。
2. 宿命を背負う女性
メーテルは「機械帝国メーテルの娘」という宿命を持ち、鉄郎と共に旅をしながらも自分の役割に縛られています。
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愛する誰かと結婚して家庭を築く、という「普通の幸せ」を望めない立場。
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そのため、結婚に「永遠の約束」や「現実的幸福」を求めるよりも、むしろ「別れを前提とした愛の試練」と考えている節があります。
3. 愛は永遠か、儚いものか
メーテルは鉄郎に深い愛情を注ぎながらも、最終的には別れを選びます。
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これは「愛は永遠に心に残るが、形として続くとは限らない」という価値観を示している。
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結婚も「永遠に共にいる約束」ではなく、「一瞬でも純粋な心のつながりを大切にするもの」と捉えている可能性があります。
4. 松本零士作品全般における女性像
松本零士作品に登場する女性は、しばしば「男を導く存在」であり、「一緒に生きる妻」というより「人生の旅を導き、最後には去る女性」として描かれます。
👉 メーテルの結婚観も、現実の夫婦生活をイメージするものではなく、「導き・別れ・心の永遠性」といったテーマに根ざしていると考えられます。
今回も、最後までお読みいただき誠に有難うございます。
Every day is a new day,